YZF-R6の高価買取のポイント
ヤマハYZF-R6は、1998年にインターモト(第1回国際オートバイ、スクーター専門見本市)で発表されました。
以降、最先端のテクノロジーを取り入れながら自らの理想に向かって進化をし続けたモデルでしたが2020年に排ガス規制の為絶版モデルとなりました。
モデルとしては2001年、2003年、2006年、2008年そして2017年にフルモデルチェンジが行われ、モデルによって買取額は変わります。
特に高価買取が狙えるのは2017年以降の最終モデルです。
生産終了後も後継機という後継機が登場していないことから市場価格は高騰したままになっています。
そのため走行距離が進んでいる車両でもご期待に添える価格をご提示可能です。
また新車同然の車両であればかなりの高額買取が期待出来ます。
歴代モデルについてもそれぞれ人気のあるモデルのため、買取額は高めです。
また、YZF-R6は完成されたモデルであるためノーマルそのままの状態でも高価買取が可能ですがマフラーやステップ、ホイール等のカスタムは更にプラスで対応させていただきます。
転倒や事故で車体に大きく破損した状態でもバイクワンでは多彩な販売ルートがあるため高価買取いたします。
YZF-R6のご売却は全国無料出張買取のバイクワンへお任せください。
YZF-R6買取実績_①
車種名 | YZF-R6 |
年式 | 2019年 |
型式 | RJ271 |
車台番号 | JYARJ271000007*** |
車体色 | ブルー |
走行距離 | 4,400㎞ |
程度 | エンジンサビ小、カバーキズ、ラジエターサビ小、ステムだサビ小、ホイールキズ小、カウルキズ、タンクキズ小、テールキズ、スクリーンキズ、チェーンサビ、マフラーキズ、エキパイサビ、ステップキズ |
カスタム | ETC |
買取相場 | 130万円~155万円 [!最新買取相場をcheck!] |
YZF-R6買取実績_②
車種名 | YZF-R6 |
年式 | 2017年 |
型式 | RJ271 |
車台番号 | JYARJ271000001**** |
車体色 | テックブラック |
走行距離 | 22,200㎞ |
程度 | エンジンサビ、カバーキズ、ラジエター凹みサビ、ステムサビ、ホイールキズサビ小、ブレーキサビ、テールキズ、Rrサスサビ、スイングアームキズ、チェーンサビ、ライトキズ、ミラーキズ、マフラーキズ凹み、エキパイサビ、フレームキズ、ステップキズ、スタンドキズ |
カスタム | マフラー、ステップ、リアフェンダーレス、ETC |
買取相場 | 100万円~120万円 [!最新買取相場をcheck!] |
YZF-R6買取実績_③
車種名 | YZF-R6 |
年式 | 2015年 |
型式 | RJ15 |
車台番号 | JYARJ155000008*** |
車体色 | マットグレー |
走行距離 | 6,900㎞ |
程度 | エンジンサビ、ラジエターサビ、フィン凹み、ステムサビ、トップブリッジキズ、ハンドルエンドキズ、ホイールキズサビ、カウルキズ、タンクキズ小、スクリーンキズ、Rrサスサビ小、スイングアームキズ、チェーンサビ小、マフラーキズ、シートレールキズ、ステップキズ、スタンドキズ |
カスタム | ETC |
買取相場 | 70万円~90万円 [!最新買取相場をcheck!] |
YZF-R6買取実績_④
車種名 | YZF-R6 |
年式 | 2011年 |
型式 | 不明 |
車台番号 | JYARJ16E5BA****** |
車体色 | レッド |
走行距離 | 16,300㎞ |
程度 | エンジンサビ、カバーキズ小、ラジエターサビ、フィン凹み小、Frフォークアウターキズ小、インナー下キズ小、ステムサビ、ホイールサビキズ、カウルキズ、タンクキズ凹み、テールキズ、Rrサスサビ小、スイングアームキズ、ウインカーキズ小、ミラーキズ、マフラーキズ凹み、エキパイキズサビ、フレームキズ小、スタンドキズ小 |
カスタム | スクリーン、リアフェンダーレス、ETC |
買取相場 | 50万円~75万円 [!最新買取相場をcheck!] |
YZF-R6買取実績_⑤
車種名 | YZF-R6 |
年式 | 2006年 |
型式 | RJ12N |
車台番号 | JYARN12N16A****** |
車体色 | ブラック |
走行距離 | 25,500㎞ |
程度 | エンジンサビ、カバーサビ、ラジエターサビ多、フィン凹み、ステムサビ、トップブリッジキズ、ハンドルサビ小、カウルキズ、タンクキズ小、テール塗装剥げ、前後フェンダーキズ、スクリーンキズ、Rrサスサビ、スイングアームキズ、チェーンサビ、ミラーキズ、マフラーカバーキズ、エキパイサビ、フレームキズ、ステップサビ多、スタンド削れ |
カスタム | ETC |
買取相場 | 30万円~50万円 [!最新買取相場をcheck!] |
YZF-R6とは
1998年9月にドイツで開催されたインターモト98において、同年に登場したYZF-R1に続く”Rシリーズ”第2弾として次世代ミドルスーパースポーツ【YZF-R6】が発表されました。
YZF-R1の設計思想を受け継ぎながら排気量を600ccに最適化することで軽快性・ハイパワー・扱いやすさを高次元で実現したモデルです。
新設計600ccエンジンは【YZF-R1】に採用されているヤマハ独自の高速メッキ技術を投入したケース一体式シリンダーやコンパクトな3軸配置などを用いた上で【YZF600R】よりも5mmショートストロークを採用し、高回転化と高圧縮比により120PSを発揮、更にTPSを装着したCVRD37ダウンドラフトキャブレターを採用することで走行中の風圧を積極的に吸気圧に活用するインダクションシステムの効果が加わることでハイパワーを出力します。
フレームにもR1に採用される骨格部材の自由局面と板厚徐変の技術を採用した上で徹底的に省ける部材を省き更に進化した「デルタボックスⅡ」を採用、リアアームにはGPマシンの技術を反映したR1同様のロングリアアームはトラス構造を採用することで軽量化を実現しました。
足回りにはφ43mmの正立Frフォークに軽量ピギーバックタイプのビルシュタイン型ダンパーを採用し、優れたクッション特性に前後17インチタイヤによる優れたハンドリング特性とグリップ性を備えます。
600ccクラスならではのコンパクトな車体に超高回転・高出力エンジンによる軽快なハンドリングと加速力により、フルで楽しめるミドルスーパースポーツとして日本国内外問わず高い支持を得ました。
2000年、インターモトミュンヘンにおいて各部が熟成された2001年モデルのニューYZF-R6が発表されました。
従来のスポーツ性能を継承しながらも軽量イグナイターや小型軽量バッテリー、軽量Frフォーク等の採用やミッションとカムシフト仕様を最適化することでシフトフィーリングを向上、さらにピストンとコンロッドの仕様を変更しオイル消費量を低減しつつもスロットルレスポンス性を向上、タイヤパターンの見直しによりハンドリングの軽快性もアップしています。
デザイン面ではモーターサイクル初のLEDランプをテールサイトに採用した他、フェンダーレスな印象の新ナンバープレートにタイヤ側のリアカウル下側を全面ペイントすることで躍動感と軽快感を備えたリアビューへと進化しました。
2002年、ドイツで開催されたインターモトにおいてフルモデルチェンジされた2003年モデルのYZF-R6が発表されました。
従来モデルの基本コンセプトを継承しつつも新しいRシリーズを象徴する”ニューエッジフォルム”をコンセプトにした斬新なフロントマスクが特徴の新デザインのボディにコーナリング性能を向上することで、よりエキサイティングなエンジン性能を具現化、そして市販車では初のヤマハCFアルミダイキャスト技術が採用されています。
90%近い部品を新設計とした新エンジンはライナーレスの直メッキシリンダーや各気筒を繋ぐ面積を拡大した新型クランクケース、そして吸気効率とレスポンスの両立の為、YZF-R1に搭載したサクションピストン併用FIが採用され、自然吸気の滑らかさを残しながらも電子制御による優れたレスポンス性と信頼性を備え、全域でのパワーアップを実現しました。
吸排気系の改良ではエアクリーナーの容量を7.3Lから7.6Lへアップ、スロットルボディ口径は37mmから38mmにアップ、全面新設計した排気系ではディフューザーをチタン材一体式、アルミ製サイレンサーカバーの採用、排気系サイズアップ等により新エンジンとの最適化が行われています。
フレームは金型鋳造の2分割構造が特徴のオールキャスト製アルミフレームである”デルタボックスⅢフレーム”を搭載しました。
ヤマハ独自の技術によって溶接個所を16か所から2か所へ大幅に削減することで強度と剛性バランスが最適化しつつも軽量化を実現しています。
リアフレームとリアアームにはヤマハ独自の最新ダイキャスト技術である”CFアルミダイキャスト技術”が市販二輪車として初採用されており、リアアームは最小肉厚部2.5mm、そしてリアフレームは2.0mmの設計が特徴です。
エキサイティングなエンジン性能やコーナリング性能、そしてデザインで欧米600ccミドルスーパースポーツを代表するモデルとなりました。
2004年、インターモトミュンヘンにて2005年モデルのニューYZF-R6が発表されました。
2003年モデルの基本構成をベースに各部を熟成し、クローズドコースでの大幅なパフォーマンスを向上させています。
エンジンでは基本スペックは継承しつつもスロットルボディ径を38mmから40mmへ拡大、FIインジェクター熱圧をアップ、噴射マップと点火マップの最適化を行い、約3馬力の出力向上と優れたレスポンス性を実現、またファンネル口径を39.4mmから41.6mmへ拡大することで全回転域での扱いやすいトルク特性となりました。
このエンジン特性を安定させる為、ツインリング型ラジエターファンを採用しています。
”デルタボックスⅢフレーム”は基本設計を継承しつつも細部の剛性バランスを最適化しました。
足回りにはアジャスタ機能を備えたφ41mm倒立式Frフォークを搭載、更にFrブレーキには新作の軽量310mm/t4.5mmのディスクローターを、ラジアルマウント式キャリパー、ラジアルポンプ式マスターシリンダー、そして新作ブレーキレバーを採用し高次元なブレーキ性能を実現しています。
一般公道での最も速いエキサイティングな600ccの基本性能を熟成させサーキット走行までこなせる高いポテンシャルを秘めたマシンへと進化しました。
2005年、国内レースST600向けにロードレース競技専用モデル「YZF-R6レースベース車」が設定されました。
保安部品等が取り外しされ、求めやすい価格とレース参加時の利便性が高まったモデルです。
以後レースベース車は毎年のように発売され、2020年に通常モデルが生産終了となった後も販売が続けられています。
同年秋、パリ・ショーにて2度目のフルモデルチェンジが行われた2006年モデルのニューYZF-R6が発表されました。
”サーキット最速のエクストリームスーパースポーツ”をコンセプトにモトGPマシンの技術など最先端技術を惜しみなく投入された次世代ミドルスーパースポーツモデルです。
新設計エンジンは従来モデル比でショートストローク化、吸排気バルブ挟み角の変更とバルブ径を拡大し高圧縮化したことで14,500rpmで最高出力を発揮する超高回転型エンジンとなりました。
高回転化に対応するため、吸排バルブをチタン材にすることでロス馬力低減と優れた信頼性を確保、優れた燃料供給を行うためにモトGPマシンのセカンダリーインジェクターが採用されています。
さらに量産二輪車では初の電子制御スロットル(YCC-T)を採用し、全回転域での良好なレスポンス性と滑らかなコントロール性を両立、スリッパ―クラッチが採用され滑らかなコーナー進入性を実現しました。
新設計アルミ製デルタボックスフレームは金型鋳造とプレス材のハイブリッド構成とし、モトGPマシンYZR-M1のノウハウを反映することでねじれ剛性バランスを最適化、新設計リアアームもハイブリッド構造によって縦剛性をアップしながらも約1kg軽量化しました。
マスの集中化、そして空力特性の向上のため、ミッドシップマフラーを採用、600ccスポーツモデルとしては初EXUPを採用し優れた排気効率に貢献しています。
足回りには高速側と低速側で圧減衰力を調整可能な2WAY圧側減衰調整機構付き前後サスペンションを採用し路面追従性を向上させ、サーキット走行からワインディングまで幅広くカバーする走行性能を誇ります。
2007年、パリ・ショーにて2008年モデルのニューYZF-R6が発表されました。
「レーザーハンドリング&スーパーエキサイトメント・パフォーマンス・ナンバーワン・R6」をコンセプトに走行性能がレベルアップしました。
コンパクトながらに高圧縮比を実現すべく新作ピストンを採用、可変式エアファンネルであるヤマハ電子制御インテーク(YCC-I)を新たに採用し中低速でのトルク向上、高回転域でのパワーアップ、そしてパワーバンドの拡張、更なるエキサイトメントな走りを高めました。
剛性と強度バランスを一新した新開発のデルタボックスフレームは鋳造部材の剛性見直しとパネル材の形状・板厚を変更することで高次元な剛性バランスを実現、リアフレームにはヤマハ独自のCFアルミダイキャスト技術により量産二輪車では初のマグネシウム製リアフレームが搭載可能となりマスの集中化と軽量化に貢献しています。
最新技術と熟成により高いスポーツ性能を進化させ、人気に拍車がかかりました。
2017年、9年ぶりにフルモデルチェンジが行われました。
「優れたサーキットパフォーマンスと、ワインディングでの高次元パフォーマンス」のコンセプトを継承しつつ走行性能とR-DNAを取り入れたデザインで更なる次元へ進化を遂げました。
”Thrilling Beauty”をコンセプトにした次世代R-DNAを表現したスタイリングは空力特性を8%向上、凄みと未来感をまとう細眼2灯の睨みをきかしたフロントマスクが特徴です。
走行面では新たにTCS(トラクション・コントロール・システム)を採用、FrフォークはYZF-R1と同型のKYB製φ43mm倒立式サスペンションをベースに専用セッティングを施し、RrにはピギーバックタイプのKYB製ユニットを搭載、ブレーキもYZF-R1と同タイプのφ320mmのディスクにものブロック4ピストン・2パッド対向型キャリパーにNISSIN製ラジアルマスターシリンダーを組み合わせることで走行性能を格段に向上させています。
またYZF-R1に続きアルミ製燃料タンクを採用し、約1.2kgの軽量化を実現しました。
二―ポケット部をえぐることでライダーの動きに適した形状となっており、新設計された自由度を増したシートとスリムなCFマグネシウムダイキャスト製リアフレームの優れた足つき性とフィット感とが相まって操作性が格段に向上しました。
16,000回転を常用域とするエキサイティングな超高回転型エンジンが足回りの改良によって扱いやすいものへと進化しました。
ミドルスーパースポーツクラスで圧倒的な支持を持つモデルでしたが2020年を以て生産終了となり、以後レースベース車が継続販売されています。
YZF-R6モデル変遷 | ||
モデル年式 | 車台番号 | 型式 |
2020年 | JYARJ271000010- , JYARJ274*LA , JYARJ28E*LA | RJ271/RJ27 RJ274 RJ28 |
2019年 | JYARJ271000006- , JYARJ274*KA , JYARJ28E*KA | |
2018年 | JYARJ271000004- , JYARJ274*JA , JYARJ28E*JA | |
2017年 | JYARJ271000000- , JYARJ274*HA , JYARJ28E*HA | |
2016年 | JYARJ155000009- , JYARJ16N*GA , JYARJ16E*GA , JYARJ16Y*GA | RJ15/155 RJ16N 不明 |
2015年 | JYARJ155000008- , JYARJ16N*FA , JYARJ16E*FA , JYARJ16Y*FA | |
2014年 | JYARJ155000007- , JYARJ16N*EA , JYARJ16E*EA , JYARJ16Y*EA | |
2013年 | JYARJ155000005- , JYARJ16N*DA , JYARJ16E*DA , JYARJ16Y*DA | |
2012年 | JYARJ155000004- , JYARJ16N*CA , JYARJ16E*CA , JYARJ16Y*CA | |
2011年 | JYARJ155000003- , JYARJ16N*BA , JYARJ16E*BA , JYARJ16Y*BA | |
2010年 | JYARJ155000000- , JYARJ16N*AA , JYARJ16E*AA , JYARJ16Y*AA | |
2009年 | JYARJ151000010- , JYARJ16N*9A , JYARJ16E*9A , JYARJ16Y*9A | |
2008年 | JYARJ151000000- , JYARJ16N*8A , JYARJ16E*8A , JYARJ16Y*8A | |
2007年 | JYARJ111000000- , JYARJ12N*7A , JYARJ12E*7A , JYARJ12Y*7A | RJ111 RJ12N 不明 |
2006年 | JYARJ111000000- , JYARJ12N*6A , JYARJ12E*6A , JYARJ12Y*6A | |
2005年 | JYARJ095000000- , JYARJ095*5A | RJ095 |
2004年 | JYARJ091000000- | RJ091 |
2003年 | JYARJ051000000- , JYARJ06E*3A | RJ051 RJ06 |
2002年 | JYARJ037000000- ,JYARJ039*2A- , JYARJ04E*2A | RJ037 RJ039 RJ04 |
2001年 | JYARJ037000000- ,JYARJ039*1A- , JYARJ04E*1A | |
2000年 | JYARJ031000020- , JYARJ04E*YA | RJ031 RJ04 |
1999年 | JYARJ031000000- , JYARJ04E*XA |
YZF-R6スペック詳細